中学高校留学

アメリカ合衆国の北側にあるカナダは、日本の27倍という広大な国土を持ちながら、人口は約3,800万人。

東部オンタリオ州から西部ブリティッシュ・コロンビア州にかけての広範囲では英語が主要言語になり、東北部のケベック州ではフランス語が公用語に採用されています。

15世紀のイギリス、フランスの進出により領土が拡大されていましたが、1931年には自主権を得たカナダ連邦が成立し今に至ります。国の積極的な移民政策により、多様な文化的背景をもつ人々が共生しています。また世界でも有数の国立公園を抱えるなど豊かな自然に恵まれた国です。

教育水準が高く、治安も良好、都市部・郊外でも幅広く留学生を受け入れる環境があることから、留学先としても高い人気を誇っています。

教育システムと留学生受入体制

カナダには約5,500校の中学・高校があります。公立校の割合が約85％と高く、私立校が約15％です。ほとんどのカナダ人は公立校で教育を受けているという環境です。公立校における教育行政は各州政府・教育省に委ねられており、地域ごとに教育委員会が設置され、管轄下の学区を管理・運営しています。

中等教育を修了するには必要な単位の修得、その州が行う統一テストに合格することで最終的に卒業資格が付与されます。

カナダの学校制度

学校制度は各州の管轄により少しずつ異なります。下記はブリティッシュ・コロンビア州の例です。

学年と学年開始時の年齢の目安です。

※学区により、ミドルスクール（G6-8）がある場合あり。

カナダの学校制度

学期制度：2期制（セメスター制）　

学期開始：前期 9月初旬～翌年1月末 ／ 後期 2月初旬～6月末

出願時期：前期 9月入学 ☞ 4月初旬～中旬ごろまで ／ 後期 2月入学 ☞ 9～10月初旬ごろまで

学生ビザ取得：6か月未満の留学に対しては、学生ビザ不要で留学が可能。6か月以上は申請が必要。