専門学校で学ぶ Co-op留学
近年、語学だけの留学でなく、専門コースを学びその後の就職活動や、キャリア形成に活かしたいという目的で、Co-op留学を選択する人が増えています。
カナダならではのCo-op留学とはどんなもの？
Co-op 留学とは簡単にいうと、 “専門学校での専門プログラムの授業”と“就労体験（有給インターン）”がセットになったプログラム のこと。
カナダに入国後、プログラムの前半は専門分野に関する講義（学校での授業）を受け、プログラムの後半では学んだ分野に関連した就労体験（有給インターン）を行います。座学と Co-op の間には、就職活動期間があります。専門学校の就職活動アドバイザーやカウンセラーと相談、対策をしながら進めていくことができます。
学校の提携先企業に応募する、または自分で求人サイトなどから応募をする方法もありますが、いずれにしても座学を受けている間から主体的に就職活動の準備、情報収集等を行っていくことが必要とされます。
学べる分野
Co-op の専門分野には下記のようなコースがあります。自分の学びたい分野をよく検討してから、学校選びをしましょう。
分野により、就学期間が違います。また取得できる証明（ディプロマやサーテイフィケート）や Co-op の期間も変わります。
- ホスピタリティ、カスタマーサービス系
- ツーリズム系
- ビジネス系 （マネジメント・マーケティング）
- 医療系
- IT 系
ワーキングホリデー中の就業体験との違い
専門プログラムを提供する学校が就業先と提携しているケースでは、しっかりと就職活動をすれば仕事がみつかりやすいこと、また就職活動のノウハウを学ぶ時間も確保されるので、ワーキングホリデーでの自力の就職活動ではなかなか見つけられない、地元の企業や学んだことを活かした専門分野で働く体験ができることです。
| Co-op 有給インターンシップ | ワーキングホリデー | |
|---|---|---|
| 年齢制限 | 上限なし ※専門プログラムにより、高卒や大学卒以上の規定があります。 | 18 歳 ～ 30 歳まで |
| 期間 | 制限なし ※専門プログラム（座学）と同じ期間の就業体験 | 1年間 |
| ビザの種類 | 学生ビザ＋就労ビザ | ワーキングホリデービザ |
| 就職活動 | 専門学校の就職活動アドバイスを 受けながらの就活 | 自分で就職活動 |
| 進路の可能性 | ・専門により、大学進学も可能 ・就業先に就職、移民への可能性 ・帰国して就職活動に経験を活かす | 帰国して就職活動に経験を活かす |
実績が残る留学！
Co-op 留学ではコース終了後に “Diploma” と呼ばれる修了証が発行されます。日本への帰国後、特に関連する業界や職種への就職を考えている場合に活かすことができます。
また、全く関係のない業界や職種だとしても、海外の企業で実務経験を積んだというあなたの経験はマイナスにはなりません。すでに社会人経験のある人にとっては、キャリアを広げる経験となるでしょう。
大学生の休学留学にも最適！
事前の英語スキルが規定を満たしていれば、1 年間の休学で Co-op（有給インターン）まで終了して帰国することも可能です。
専門学校によって事前英語力の規定や、専門プログラムの期間設定等も異なりますので、まずは自分の学びたいこと明確にさせてから相談を始めましょう。そして、日本出発前に少なくとも IELTS5.0 以上の英語力とコミュニケーション力を磨いておきましょう。
渡航後は、英語学習に使う時間ではなく、専門スキルを磨く時間であるという認識が必要です。
Co-op プログラムの期間＜例＞ ※ Van West College 提供プログラムの一例です
◎ グローバルカスタマーズサービス Co-opサーテイフィケート 9 か月（36 週間）
座学 4 か月 ＋ 就職活動 4 週間 ＋ 有給インターンシップ 4 か月
◎ ホスピタリティ Co-op ディプロマ 15 か月（60 週間）
座学 3 か月 ＋ 就職活動 4 週間 ｘ 2 回 ＋ 有給インターンシップ 6 か月
◎ ビジネスマネジメント Co-op ディプロマ 18 か月（72 週間）
座学 4 か月 ＋ 就職活動 8 週間 ｘ 2 回 ＋ 有給インターンシップ 8 か月
※ 期間は専門分野や通う学校によって異なりますが、基本的に「授業」の期間と「インターン」の期間は同じになります。
※ 専門分野に関する講義を受ける際、一定の英語力が必要になります。この水準に満たない場合には、英語コースを受講してから専門プログラム、Co-op を始めることも可能です。ご相談ください。