カナダの公立高校は、OECDの国際学力調査（PISA）でも常に上位にランクインするなど、世界的に高い教育水準を誇る公的教育機関です。
理数系・読解力・問題解決力など、グローバル社会で求められる力を育むカリキュラムが整っており、留学生にも広く門戸が開かれています。多くの教育委員会（School District）では、留学生向けの英語クラス（ESL）を正規科目として提供しており、単位として認定されるため卒業要件にも組み込むことが可能です。また、学区内には留学生担当カウンセラーが配置されており、学習面・生活面・精神面のサポート体制が整っています。
滞在は基本的にホームステイとなり、カナダの家庭での生活を通じて、言語だけでなく文化や価値観への理解も深まります。ホームステイ先の家族は、未成年の留学生にとって「カストディアン（保護者代行）」としての役割も担い、安心して生活できる環境を提供します。
私立校に比べて費用が抑えられる点も、公立校留学の大きな魅力です。5か月間のセメスター留学や1年間の留学など、期間を柔軟に選べるため、初めての海外留学にも適しています。さらに、複数年の留学を経て、カナダ人学生と同様に「高校卒業資格 → 大学進学」という進路を目指すことも可能です。